ストロベリーショートケイクス。
昨日の夜、なんとなくパンフが読みたくなって。
隅から隅まで読んだ。
観たくなって今日、DVDを借りてきた。
今見終わった。
秋代と菊池のシーンが好き。
最後に菊池が流した涙の理由。
「ありがとう」
だったのかな。
本人はパンフで、最後の最後まで理由が分からなかった、でも直前に分かって涙が止まらなかったと言う。
ごめんな、って気持ちがありがとうに変わるとき、きっと人は泣くんだと思った。
この4人の女性に、それぞれに共感してしまう不思議な映画。
ちひろの依存症な気持ちも、塔子のプライドと吐き出せない気持ちも。
時間が立てば何事もなかったかのように振る舞える塔子や、それに素直に応じるちひろ。
こうやって人は相手を受け入れていくんだね、きっと。
「自分で涙を流しなさい」って言ってくれたちひろの言葉に、塔子は生涯救われるんだよ。
観るのは2回目だけど、やっぱり秋代に憧れる。
似てる部分はあるのかな。
分かるなぁってのはあったけど。
…少し考えてけど、やっぱり憧れのが強い。
菊池に対しての気の持ちようみたく、なれたらいいのになぁーって思う。
楽しいより、愛しさが大事って、生きていきたい。
映画は理解するものではなく、感じるもの。
そう語る矢崎監督。
映画館は、自分のことを考える暗闇。
あわただしく流される日々、「立ち止まっていいんだよ」って包み込む暗闇が映画館だと言われてました。
あー。
だからあたしは映画館で映画を観ることが好きなんだ。
そう思った。
単純な作業だけど、大事な作業。
意味のあることなんです。